人の不幸は蜜の味⑤

ヤクルトレディ

託児所付きのお仕事なら私にもやれる!

と思い、ヤクルトで働くことにした

長男は年少さんになる年だったので

預けることには抵抗はなかったのですが

下の長女は、まだ2才

人見知りで、ママっ子だったので、

預ける時には、泣くのを歯を食いしばって我慢している娘の姿を見て

心が痛みました

働かなくてはご飯も食べさせてあげられません

若くもないので、以前のように水商売もできません

顔やスタイルが良ければ、年齢に関係なく

水商売で働けたのかもしれませんが、

残念なことに私は、顔も良くなければ

スタイルもよくありません

上にも横にもデカいおばさんです

お酒も飲めず、お喋りも上手ではありません

雇ってくれるお店がありませんでした

ヤクルトさんは人の入れ替わりが激しく、

すぐに雇ってもらえ、家を回る 週決めさんと呼ばれる

ご家庭を回るお仕事になりました。

ヤクルトレディさんは、自営業になります

ヤクルトさんから、商品を仕入れて、乗り物も借りて

販売に行きます

乗り物は

・自転車

・三輪バイ

・電動自転車

とありますが、それぞれにレンタル代がかかります

私の回るエリアは、センターからそれほど遠くなく、

最初は売り上げもそれほどないので

一番安い自転車で回ることにしました。

先ほどもお話ししましたが

ヤクルトレディは自営業です

売れなければ、お給料はありません

最初に保証はあります

保証期間内にお客様をある程度確保しなければ

売上は落ちる一方です

訪問販売という営業職です

一軒一軒、サンプルを配って、その後飲んだ感想を聞きつつ

お客様確保をしなければ、お給料は確保できません

雨の日も風の日も、雷が鳴っていようが、雪が降ろうが

行かなくてはいけません

『また来たか!なんの用だ!』と怒鳴られ、サンプル品を

投げつけられることもあります(笑)

商品を乗せた自転車も重たく

大変なお仕事でした

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